ずっと放置され半ばオブジェと化していたビアレッティのモカエキスプレス。久しぶりに取り出してみるとゴムパッキンが劣化してボロボロ・ベタベタに…。そんなゴムパッキンを交換し、キレイに磨いて復活させた話です。「放置したモカエキスプレスがある…」という方は本ブログを参考にお手入れしてみてください。
モカエキスプレスのゴムパッキンがボロボロに…
妻が学生時代に購入したというビアレッティのモカエキスプレス。結婚を機に我が家にやってきたモノですが、使うことのないまま、半ばオブジェと化しておりました。
たまには使ってみるかと取り出して開けてみたところ、漏斗部分が張り付いてる…。何事かと思えばゴムパッキンが劣化してボロボロかつベタベタに…。それで張り付いていたようです。
妻はゴムパッキンの交換とかをするタイプではないので、おそらく購入して以来ずっとついていたゴムパッキン…。15年以上は経過しているはず…。そりゃダメにもなりますね。
ゴムパッキン交換の手順
せっかくのモカエキスプレスなので掃除して使えるようにすることに。その時の作業についてご紹介しておきます。
ゴムパッキンを取り外す
まずはゴムパッキンを取り外そうと思ったのですが、長きにわたって放置、おまけに圧着されていたため、ガッツリと張り付いて簡単にはとりはずせなくなっていました。
無理やり取り外すとちぎれそうです…。細めのマイナスドライバーを隙間にねじ込んで、そっとそっとはがしてやっとと取り外し完了。こんなことになる前に定期的に交換することをおすすめします。
張り付いたゴムパッキンの破片を取り除く
劣化してボロボロになり、なおかつちょっとベタベタしていたゴムパッキン…。ところどころ本体部分に張り付いていました。
エスプレッソを作る道具ですし、そのまま使うのはイヤなのでなんとかゴムの破片を取り除くことに。
スポンジでこすってみたところ、あまりキレイにならず…。アルコールスプレーをかけたのちに綿棒でこすってみたところこれもダメ…。マイナスドライバーでゴシゴシするとある程度取れるのですが同時に傷もついてしまう…。
オキシクリーンに着けてみることも考えたのですが、モカエキスプレスはアルミ素材なのでコレもダメ…。
悩んだ末にお湯で煮てみることに。「アルミとゴムの膨張率の差でキレイに剥がれるかも」という期待と、「熱を加えるとゴムが柔くなってとりやすくなるかも」と考えたからです。
仮説が正しかったのか、違う理由かは不明ですが、お湯で煮た後につまようじでこすったらゴムの破片はキレイに取れました。
お湯の中にはどこからともなく現れたコーヒーの粉が…。コレが取れただけでも煮たかいはあったかなと思っています。
なおビアレッティのHPによると正しい洗い方は、水やお湯ですすぐとのこと。使うほどにコーヒーの油分などが馴染んで使いやすくなるそうです。無茶な洗い方をするのは、長期間放置したモカエキスプレスだけにしてください。
新しいゴムパッキンに交換
本体がそれなりにキレイになったところで、ゴムパッキンとフィルターを交換です。購入したフィルターとパッキンをただハメるだけ。特に難しい作業ではありません。
なのですが、ここで問題発生!その小ささから1カップだと思い込んでいたのですが、実際は2カップ用…。エスプレッソの量の少なさをなめてました…。
ということで間違えて買ってしまったゴムパッキン…。上の写真のフィルターのサイズ感、明らかに違いますよね…。皆様はサイズ間違いなど無いようにご注意ください。
ちなみにサイズの確認方法は底の直径をチェックするのがおすすめ。1カップが約6.5cm、2カップ用は約7.5cm、3カップ用は約8.0cmとなっています。
注文しなおして、パッキンをはめて、作業完了。道具がキレイになるとちょっと気分も上がります。ということでさっそくエスプレッソを淹れました。
ついでに五徳のアタッチメントを購入
今回、ゴムパッキンと一緒に五徳のアタッチメントも購入しました。これまで使っていなかったので気付いていなかったのですが、そもそも我が家の五徳にはモカエキスプレスは小さすぎ。これでは加熱ができません…。
ということで購入したのはパール金属のミニ五徳という製品。重量感もあり、安定しているので安心してモカエキスプレスを加熱できます。
五徳のアタッチメントを手に入れたので、ホーローのコーヒーサーバーも安定してガスコンロにおけるようになりました。コーヒーをあたためなおしたい時にも使えそうです。
モカエキスプレスは定期的なメンテナンスが大切
以上、オブジェと化していたモカエキスプレスのゴムパッキンを交換して復活させた話でした。
今回の教訓は「この手のアイテムは定期的に使わないとダメ」ということ。皆様も使っていないモカエキスプレスがあれば、たまには使った方が良さそうです。
なお放置しているとゴムパッキンが劣化してボロボロ・ベタベタになるようなので、そうなる前に交換しておくことをおすすめします。