皆さん、ブーツ洗ってますか？足は人間のパーツの中でも汗をかきやすい部分。通気性の良いスニーカーでも足が蒸れることがありますが、分厚いレザーのブーツといえば…。靴がたっぷりの汗を吸い込んでいることは想像に難くありません。一方、キャンバス地のスニーカーであれば定期的に水洗いしますが、ブーツってなかなか水洗いしないですよね。ということは、ブーツには汗が染み込み雑菌が…（気持ちよくないのでこれ以上考えるのはやめにしましょう）。
ですが、ブーツを水洗いするのは実はそんなに難しい作業ではありません。家庭でも簡単に洗うことができます。本ブログではブーツの水洗い方法についてご紹介。快適にブーツを着用したい方はぜひ本記事をチェックしてみてください。
自分で簡単｜ブーツ水洗いのやり方
それではさっそくブーツ水洗いのやり方を解説していきたいと思います。
ブーツ水洗いに必要なアイテム
ブーツ水洗いに必要な道具は以下です。サドルソープは普通の石鹸でも代用可能ですが、今後ブーツを定期的に水洗いするのであれば、専用のアイテムを手に入れておいた方が無難かと思います。
- ステインリムーバー
- サドルソープ
- スポンジ
- ミンクオイル
保湿はミンクオイルを利用しています。カビが生えるからブーツの保湿にはダメという意見もありますが、私の経験上カビが生えたことはありません。カビの心配よりも、使いこんでカサカサになりがちなブーツをしっとりさせる方を優先しています。オイルに何を選ぶかは、レザーの乾燥次第なのでしょう。
まずはステインリムーバーでお掃除
まずは通常の汚れ落とし（ステインリムーバー）を使って汚れや靴墨を落としていきます。
向かって左側がクリーナーで磨いたモノ。クリームが落ちたので、若干ですが、マットな質感になっています。
両方のブーツを磨いて下準備完了です。
ブーツをお湯につける
続いては、本作業のメインイベント。ブーツをお湯につけます。大きめのバケツにブーツを入れて、上からシャワーを。ちょっとドキドキする瞬間ですが、まあ大丈夫です。水にぬれたくらいで壊れるのではブーツとして機能しません。
ブーツがお風呂につかっている感じですね。以下の写真は30分ほど経過したところ。お湯が濁って茶色くなっています。それだけ汚れがたまっていたということです…。コレが落ちただけでも水洗いして良かった。
ちなみにこのブーツ、雨の日に履くたびに茶色い何かが浮き出ていたのですが、コレだったんですね…。ずいぶん汚い状態でブーツを着用していました…。
ブーツにしっかりとお湯が浸透したところで次の工程へと進みます。
サドルソープでやさしく洗う
続いてはサドルソープでやさしく洗っていきます。専用のスポンジも売られていますが、食器洗い用で問題ありません。新品を出すのはもったいないので、子供のクレヨンの落書きを消すのに利用したスポンジを再利用です。サドルソープを適量とって泡立てます。
たっぷりの泡ができたところで、泡で優しくブーツをゴシゴシ。力を入れると表面に傷がつくため、泡でやさしくです。ブーツとコバの間なども念入りに。
汚れがたまりがちなベロの部分も忘れずにしっかりと洗浄します。
シャワーでさっと泡を落とす
続いては泡をさっと洗い流す工程です。泡には保湿成分が含まれているため、オフィシャルではスポンジでふき取る程度が推奨されています。けれど、めんどうなのでシャワーを使って泡を流しています。とはいえ、しっかり流すのではなく泡をざっと流す程度です。
シューキーパーを入れてじっくりと乾燥
泡を流したら、続いては乾燥。型崩れを防ぐためシューキーパーを入れて、陰干しです。乾燥までには数日かかるので、のんびりと。
とはいえ、ベランダに放置しておくと、日が傾いたときに直射日光を浴びるなんてこともあるため、日陰をキープできるよう、時々はチェックしてください。
乾燥する前に保湿
レザーを洗ったあと完全に乾燥するとカサカサ・ガビガビになってしまいます。ですから、半乾きくらいで、一度オイルアップしておきましょう。
下記、かなりテカテカになっていますが、もともと油分が抜けカサカサ気味だったので、ちょっと過剰にオイルを塗っています。半乾きの状態でオイルを入れておけば、あとはのんびりと待つだけでOKです。
ちなみに乾燥が進んだのが下記。油分が抜けた革がしっかりとオイルを吸い込んだのか、テカテカ感が緩和されています。
なお、向かって右側のつま先が白くなっているのは。傷をアドベースで埋めたあと。塗装したアドカラーが落ちてしまったようです。完全に乾燥したらアドベースで着色します。
なお、アドベースとアドカラーでブーツの傷を補修したときの話は下記ブログにてご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
ブーツは水洗いでスッキリ
以上、ブーツを水洗いした話でした。この作業の良さは、何といってもブーツがスッキリすること。そしてブーツへの愛着がアップすることです。気持ちよくブーツを履くためにブーツの洗濯にチャレンジしてみてください。
