ワインのボトルでマルジェラ風のランプを作成|作り方解説

ワインのボトルでマルジェラ風のランプを作成|作り方解説

特別な日に楽しんだワインのボトル。捨てにくいけど取っておくのも…なんてこと、ありますよね。そんなワインボトルを使ってランプ(マルタン・マルジェラ風)を作成してみました。結果としてはなかなかによい感じ。そんなボトルランプの作り方について解説していきます。捨てられないボトルをお持ちの方はぜひチェックしてみてください。

ワインボトルで作成したマルジェラ風のランプ

まずはワインボトルで作成したランプをご紹介します。

タイトルなどにマルジェラ風と書いてはいますが、私の中での元ネタは中学の「技術」の授業。ランプを作成するという課題があり、作成方法のひとつとして紹介されていました。

マルジェラの店舗で真っ白なペンキで塗られたこのランプを見たとき、「コレって世界中で作られているんだ」と驚いたことを思い出します。

マルタン・マルジェラ感を強調したい場合、ボトルを含め全体をペンキで白く塗ってしまうのもよいでしょう。あるいはラベルの表面だけ剥がすのもクールです。

マルジェラ風ボトルスタンドを作成|やり方解説

必要な道具

まずは作成に使った道具について解説していきます。今回用意したアイテムは以下です。

  • 空のボトル
  • ガラスドリル(10.0mm)
  • 電動ドライバー
  • 電球のソケット
  • ケーブル
  • コンセント
  • ランプシェード

ちょっと出費になるのが電動ドライバー。持っていない方は購入すべきか悩んでしまうかもしれません。とはいえ、電動工具があると、DIYの可能性が大きく広がります。DIY好きであれば、手に入れるのをおすすめします。家で使うだけならば、リーズナブルなモノで十分役立ちます。

ワインボトルに穴をあける

まずはガラスドリルと電動ドライバーを使って空のボトルに穴をあけていきます。

ガラスドリルでボトルに穴をあける際、「最初のとっかかり」を作るのが難所です。ガラス表面は平らでツルツルしているため、何もせずに穴をあけようとすると、ドリルの刃が滑ってしまいます。ドリルの刃が滑らないよう、ボトルに養生テープをはりつけ、刃の滑り止めとしました。

ボトルにほんの少しでも穴があけばズレることはなくなるため、あとはのんびりと作業するだけです。

電動ドライバーとはいえ、かなり時間がかかります。今回も30分くらいの時間をかけたでしょうか。晴れた日の午後、ぼんやりしたい時間などにベランダでのんびりと作業するのをおすすめします。

ガラスドリルはめったに使うモノではありませんが、ビンに穴をあけたい時には必須のアイテム。それほど高いモノではないので、DIY好きなら持っておいて損はありません。

無事に穴があきました。これにて、ボトルランプ作成最大の難所をクリアしたことになります。

コードを通す

続いては「あけた穴」に電源用のコードを通していきます。

このタイミングでコードを通しておかないと、後程まあまあ大変な作業になってしまうため、忘れずに通しておきましょう。

コードにソケットを取り付ける

続いてはコードの先端に電球のソケットを取り付けます。用意したのは一般的な「つるす用」のソケット。単純に見た目で選びました。もともとはブラスだったのですが、ちょっと派手だったため、スプレーにてマットなブラックに塗装しています。

必ずしも上記アイテムである必要はないので、ちょうどよいソケットを探してみてください。

ソケットとコードの接続に関しては、ソケットにマニュアルが付属しているかと思うので、それに従ってください。配線をミスすると火事などの原因になり得るため、作業はくれぐれも慎重に。

なお、今回使ったソケットを参考に接続の手順をご紹介します。

ソケットををバラバラの状態にしたのが下記です。

まずはコードに必要なパーツを通します。

続いてはプラスドライバーで端子部分にコードを取り付け。

続いて、外側のパーツと内側のパーツのコネクターをセット。

外側のパーツを取り付けて

細かなパーツを組み付ければ完成です。特に難しいことはありません。

コンセントを取り付ける

続いては電源ケーブルの逆の端にコンセントを取り付けます。説明書に従ってください。配線のミスは火事その他の原因になり得るため、作業は慎重に行ってください。

ソケットとコンセントを取り付けたら、実際に電球をつけて、点灯を確認しておきましょう。

ソケットを固定

続いてはガラス瓶にソケットを固定する作業。ガラスや金属を固定できる接着剤を使えばOKです。今回は今後取り外したくなることを考えて、ソケットとボトルの間にゴムシートを挟み込むことにしました。

上記シートを適当な大きさにカット(試した結果、かなり小さくてよかった)。ソケットとボトルの隙間を埋めるように押し込みました。

ゴムシートを1枚かませるだけでも、案外しっかりと固定されます。

ランプシェードを取り付け

続いては、ソケットにランプシェードを取り付けます。IKEAにて安いモノがあったので、それを購入。

当然ですが、IKEAにこだわる必要はありません。たまたまIKEAでちょうどよいシェードを見つけたというだけです。

いざ取り付けようと思ったら問題が発生しました。シェードの金具のサイズがソケットよりもわずかに小さくハマらない…。

ちゃんとサイズを確認しておかないとダメですね。

電動ドライバーに取り付け可能な金属用のヤスリで金具の穴をわずかに広げました。

これでなんとか取り付けが可能に。

取り付けてみたのが以下です。

まあ、良い感じに。

なのですが、ちょっと物足りない気もしたので、マルタン・マルジェラに倣い、シェード部分を黒のペンキでペイント。

雰囲気がグッと引き締まり良い感じです。

これにて完成!私はアマゾンのスマートプラグに取り付ける予定なので、スイッチなどはつけていませんが、必要な方はスイッチを取り付けてください。国内だとなかなかよいアイテムが見つかりませんが、米国のアマゾンなどをチェックするとよいアイテムが見つかるはずです。

捨てられないボトルは電気スタンドに

以上、シャンパンのボトルを電気スタンドに改造してみた話でした。電動ドライバーやガラスドリルなどの道具は必要ですが、作業自体はそれほど難しくないので、気軽に挑戦できるはずです。特別な日に嗜んだ捨てられないボトルなどがある方は、ぜひトライしてみてください。

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