無地のキャップに自作のフェルトワッペンをつけてカスタム|やり方解説

無地のキャップに自作のフェルトワッペンをつけてカスタム|やり方解説

愛用していた無地のキャップ。見た目は気に入っているのですが、私がかぶるとなんだか間延びしてイマイチ…。そんな問題を解決するために、ワッペンを縫い付けてみることにしました。いろいろと物色した結果、なんとなくフェルトで自作してみることに。結果としては間延び感が無くなってよい感じに仕上がりました。そんなフェルトワッペン作成・キャップのカスタムについてやり方やポイントについて解説していきます。無地のキャップをカスタムしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。

自作のフェルトワッペンをつけたキャップ

以下が自作のフェルトワッペンをつけたデニムキャップです。

いろいろと考えた末に「H」の一文字を選択しました。特に意味はありません。縁のない地名や好きでもないスポーツチームのキャップを被るのが気恥ずかしいタイプ(誰もそんなこと気にしないのはわかっていますが)、意味の無さが良いかなと思っています。

斜めから見るとこんな感じ。

2mmと厚めのフェルトを使用しており重厚感があります。

ワッペンをつける前は以下。

これはこれでよいのですが、残念ながら私には似合わなかった…。なお、キャップは自作したモノです。作成の模様は下記ブログにて紹介していますので、気になった方はぜひチェックしてみてください。

同じデニム生地でカーテンを作成した模様は以下です。

フェルトワッペン作成・キャップのカスタム方法

続いてはフェルトワッペンの作成方法について解説していきたいと思います。難しいことはないので気軽に挑戦してみてください。

必要なアイテム

まずは必要なアイテムについて。今回は以下を使いました。

  • 厚手(2mm)のフェルト
  • よく切れるカッターナイフ(オルファのスピードブレードがおすすめ)
  • ミシン(手縫いも可)

フェルトは重厚感を出すために、厚手(2mm)のモノを用意しました。3mm厚のフェルトと悩みましたが、作業を終えての感想は2mmで十分かなというところです。

何でカットするかは結構重要。フェルトのカットにはローターリーカッターも便利ですが、家にあったよく切れるカッター(オルファのスピードブレード)を利用しました。驚くほどよく切れるので、DIY好きにはおすすめです。

ワッペンの取り付けにはミシンを使いましたが、手縫いでも問題ありません。愛用のミシンについては下記ブログにてご紹介しています。

パワーポイントで型紙(下絵)を作成

続いてはワッペンの型紙作り。パワーポイントで適当に作成しました。

ピッタリなサイズがわからなかったので、いくつかのサイズを適当に選び印刷。フォントはワッペンっぽい「SUPERSTAR M54」というモノを使いました。以下でダウンロードできます。

FONT MEME

なおFUKは福岡空港の略号。SDPはスチャダラパーの頭文字。Hはなんとなく選んだ文字です。

どれにするか悩み中。

さらに悩む(こうやって悩んでいる時間が一番楽しかったりします)。

初めての作業ですし、縫いやすさなどの理由から、おおぶり(サイズ:278)な「H」に決定しました。

よく切れるカッターナイフで切り抜く

つづいては「H」の文字を切り抜く作業です。型紙をフェルトに乗せて、そのままカッターで切り抜きました。

カッターでキレイに切り抜くコツは、カッターに引っ張られてフェルトが伸びないようにすること。当然ですが、フェルトが伸びるとまっすぐ切れません。そういう意味で、よく切れるカッターが必要です。

オルファのスピードブレードがおすすめですが、お持ちでない方は刃を折って、切れ味のよい状態で作業してください。

もうひとつのポイントはくぼんでいるところは以下のように「くぼみの内側からカット」することです。

くぼみの内側はどうしてもカットしづらく、ちょっとつながってる状態になりがち。それを無理やり引っ張るとフォントのシャープさが失われてしまいます。

なんとか切り抜けました。

帽子においてみるとこんな感じに。

いい感じになりそうな予感がします!

ミシンで縫い付け

つづいてはミシンでの縫い付け。まっすぐ縫うだけなのですが、作業して気づいたポイントについてご紹介していきます。なお、ワッペンを縫い付けるだけなら、手縫いでもそれほど時間をかけずに作業できるはずです。

下準備

まずは余った布で試し縫い。

ポイントはステッチの幅を決めるのと、フェルトの端のどれくらいを縫うか決めることです。端から2mmくらいがちょうど良さそうということを確認して次の工程へ進みます。

ポイント1:中心と端を決める

「H」の字を縫うにあたってポイントとなったのが、「まずは中心と端を決めること」です。ワッペンを防止の中央にセットして、ズレないように以下の図のように中心を縫います。

これで上下左右にズレることはありません。実際の作業風景は以下です。

ツバが邪魔になって縫いづらいかなと思っていたのですが、意外なほどに邪魔にならず簡単に縫えました。

真ん中を縫った後は以下の図のように、上下を縫うのがおすすめです。

なぜ上下を縫うのか、その理由は縦方向を縫っているうちにフェルトが伸びるのを防ぐためです。Hの足の長さは左右でそろえたいもの。先にこの部分を縫ってしまえば、フェルトが伸びてズレることが無くなります。

ポイント2:一筆書きにはこだわらない

ワッペンを縫い付けていると、ついつい「一筆書き」のように縫いたくなるものです。モチロンその方が効率的なのですが、ステッチ幅とフォントのサイズの関係から、ちょうど良い位置に針が来るとは限りません。

ワッペンギリギリにステッチが来てしまったときは、一筆書きは諦めるのが得策。

いったん針を外して次のステッチにすすみましょう。モチロンちょうどよい位置にステッチが来た時には針を刺したまま方向転換してください。

そんなこんなで縫い進み、無事にワッペンを縫い付けることができました。

完成!

よい感じに仕上がりました。

キャップは自作のフェルトワッペンでカスタムするのもおすすめ

無地のキャップを自作したフェルトのワッペンでカスタムしてみた話でした。フェルトならではの素朴な感じと、大振りのフォントがキャップのよいアクセントになっています。

それほど難しい作業ではありませんし、自作であれば好きな文字を入れられることもメリット。キャップを自分でカスタムしてみたい方はぜひチャレンジしてみてください。

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