擦り切れたシャツの袖口。本格的にお直しするほどではないけれど、もう少し着たい。そんな時にはダーニング(ブランケットステッチ)によるお直しがおすすめ。近所のコンビニに行くのに恥ずかしくない程度には復活します。「お気に入りのシャツとお別れする前にもう少しだけ愛用したい」そんな方はぜひ本文をチェックしてみてください。
お直しのビフォーアフターをチェック
ダーニング(ブランケットステッチ)でお直ししたビフォーアフターです。とりあえず派手な刺繍糸に目が行くため、擦り切れは気になりません。
完璧にお直しできているワケではありませんが、近所で着るのであれば、十分かなと思ってます。
ちなみにこのシャツは襟もボロボロになったので、表・裏を裏返すことによってリペアしてます。その模様はコチラをご覧ください。
ブランケットステッチのやり方をチェック|シャツの袖口を修理する
続いてはブランケットステッチによるシャツの袖口修理方法について解説していきたいと思います。必要な道具は
- 刺繍糸
- ぬい針
以上です。100均でも購入できます。ちなみに今回使った刺繍糸はダイソーで購入したモノです。キャンドゥでもセリアでも同様の刺繍糸は手に入ります。
それでは具体的な縫い方です。特に難しいことはありません。
▲袖の端っこ裏側から糸を通し、写真のように針を刺します。
▲針に糸をひっかけて…
▲糸を通せばこんな感じに。軽く糸を引っ張って、形を整えましょう。
▲さらに隣に針を刺して…
▲糸をひっかけます。
▲これを繰り返していきます。
▲ちょっと進みました。
▲途中で糸が足りなくなってしまったので、オレンジ色に変更。
あえて適当な色合わせにするのも自分でリペアする楽しみです。
作業時間は片方の袖口で20分くらいでした。お昼ご飯を食べたあとの腹ごなしにちょうど良い作業量です。
ちなみに同じ方法でニットの袖口を修理することも可能です。その模様については下記をご参照ください。
大切なシャツはプロの手を借りるのもおすすめ。
今回ご紹介したお直しはあくまでも簡易的な方法です。しっかりと直したいという場合やフォーマルなシャツであれば、プロの手を借りるのがおすすめします。
「カフスを短くする」か「カフスを作りかえる」ことによってお直ししてくれるはずです。それなりに料金がかかりますが、お気に入りが長く着れるということを考えれば俄然アリです。
ダーニングでお気に入りのシャツをちょっとだけ長く着る
以上、ダーニング(ブランケットステッチ)でシャツの袖口を修理した話でした。簡易的な修理ですが、これだけでもシャツの寿命がちょっと延びます。節約にもつながりますし、何よりもお気に入りを長く着れるというのがうれしいですよね。針と糸だけあればできますので、皆様もぜひ挑戦してみてください。