デニムシャツの裾にあいた穴を自分で補修|やり方解説

リペア・リメイク

デニムシャツを愛用していると避けられないことのひとつが裾(すそ)の擦れ。生地がだんだんと薄くなり、やがて穴が…。そんなデニムシャツの裾の擦り切れ穴を自分で補修してみました。やり方や作業のポイントについて紹介しているので、お気に入りのデニムシャツを補修したい方はぜひ参考にしてみてください。ネルシャツなど、カジュアルなシャツにも応用できるはずです。

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裾が擦り切れたデニムシャツのビフォーアフター

まずは補修のビフォー・アフターをご紹介していきます。以下が裾が擦り切れ穴があいたデニムシャツです。

特に擦れがひどい部分をアップにしたのが以下。

穴があいている部分もあり、このまま着用すると状況がみるみる悪化してしまいます。

補修をしたのが以下。

無事に穴が埋まりました。これでまた気軽に着用できます。ずいぶん着込んでクタクタではありますが、もう少し現役を続けてもらう予定です。

カラフルにお直しされている箇所については以下で紹介しています。

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デニムシャツの裾の擦り切れ|補修方法

裾の縫い目をほどく

まずは裾の縫い目をほどいていきます。

面倒な作業ではありますが、縫い目をほどいておいた方が後の作業はラクになります。また、仕上がりも圧倒的によくなるため、面倒でもほどくのがおすすめです。

生地が弱っているので丁寧に。

やっとほどき終わりました。ここまでにかかった時間は20分ほどでしょうか。それなりに時間が必要です。

裾のカーブに合わせて接着芯をカット

づづいての工程は裾のカーブに合わせて接着芯をカットすること。カーブにできるだけ合わせることにより、端まで接着芯が届き、しっかりと補強できます。

まずはおおまかなラインを写し取ります。この際、接着芯の裏・表には気をつけてください。上記では、接着面が上にくるように接着芯を置いています。

続いてはカット。

カーブをきれいに出したい場合には、上記のようなロータリーカッターが便利です。ハサミだとどうしてもガタガタしてしまいます。高いモノではありませんし、洋裁好きな方であれば持っておいて損はありません。

切り出した接着芯を実際にあててみて、微調整をしました。

実際のシャツにあててみると以下のような感じです。

それなりにピッタリ合っているのがお分かりいただけるかと思います。

アイロンで接着芯を固定

続いてはアイロンで接着芯を固定していきます。

接着芯を上手に張り付けるポイントは以下です。

  • アイロンは中温
  • スチームは使わない
  • 上から押すようにアイロンをあてる(スライドさせない)
  • 接着芯の端は特に念入りに
  • 固定後はしっかり冷めるまで絶対に触らない

個人的に特に重要だと思っているのが冷めるまで絶対に触らないこと。冷める前に動かすとせっかくくっついた接着芯がはがれてしまいます。私自身がせっかちなため、ついつい様子を見たくなるのですが、音楽を聴くなどほかのことをして気を紛らわせてください。

貼り付けると以下のようになります。

ぴったりとくっついておりよい感じ。

表からみると以下のようです。

接着芯を貼るだけでもかなりの生地の補強になります。応急処置的なことを求めているのであれば、このまま裾を縫いなおすのもありです。

目立たない糸で生地を補強(たたき)

しっかりと補強するため、たたきで生地を補強します。たたきに使う糸は目立ちにくいグレーの細目(60番手くらい)です。

デニムの補修で日常的に用いているのは右側に映っているマンセルシャッペスパンミシン糸(色は285番で太さは60番手)です。

なお、今回の補修に関しては左側のカタン糸(コットン100%の糸)を使っています。コットンなので生地への馴染みはよいのですが、糸調子を合わせるのが難しく、グレーのカタン糸は入手も困難。とりあえずデニムシャツの補修に挑戦してみたい方はシャッペスパンミシン糸がおすすめです。

デニムをたたきで補修する方法については下記でも詳しく解説しているので、併せて参考にしてみてください。

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まずは接着芯全体に大まかにステッチを入れましょう。

縦糸になじむように縦方向に縫うのがポイント。表から見ると以下のような感じです。

数センチ間隔で縦にステッチが入っていますが遠目に見れば目立たないレベル。これで生地全体が補強され、接着芯がはがれる心配がなくなります。

裏から見たのが以下です。

ネルシャツなどの修理をしたい方はチェック柄に合わせてステッチを入れると目立たずに補強できます。

続いてはイタみが特にひどい箇所を集中的に縫っていきます。ひたすら縦に縫うのがポイント。デニムの縦糸に馴染んでステッチが目立ちません。

返し縫い機能を使うと比較的楽に作業できます。

穴を全体的にふさいだのが以下。

遠目に見る分には目立たないかな。

基本的にはシャッペスパンミシン糸を使うのがおすすめではありますが、コットンのミシン糸に興味がある方は、下記ブログをチェックしてみてください。メリット・デメリットなどについて解説しています。

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裾のステッチをもとに戻す

最後にほどいていた裾のステッチをもとに戻して完成です。元のステッチと同じような糸を用意しましょう。

補修を目立たせなくない方は糸の色や太さにこだわってみてください。また、ステッチの間隔もできるだけオリジナルに合わせるのがポイントです。

良い感じに縫えました。

以上で、裾の擦り切れのお直しは完成です。

デニムシャツの裾の擦り切れは自分でお直し!

以上、デニムシャツの裾の擦り切れを自分で補修した話でした。お気に入りのシャツであれば、プロにお直しを頼むのも手だと思うのですが、自分で補修するとそれだけ愛着も増すもの。また、この手の作業が好きな方にとっては、作業というよりも楽しい時間を過ごせるはずです。手間はかかりますが、難易度は高くないため、ボロボロだけど捨てたくないデニムシャツをお持ちの方はぜひトライしてみてください。ネルシャツなど、カジュアルなシャツであれば同様の方法でお直し可能です。

下記では同じシャツの袖口を補修した模様を紹介しています。こちらもぜひチェックしてみてください。

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