我が家ではここ5年ほど、マンションベランダ(都内)にてホップ(カスケードとセンテニアル)を栽培しております。夏のグリーンカーテン的な用途で育てているのですが、夏の終わりには大量のホップが収穫できます。。そんなベランダホップについて栽培のポイントや注意点などをご紹介していきたいと思います。
マンションベランダでもホップは育つ
ホップは地下茎で育つので、一度植えると毎年毎年芽をだしてくれます。写真は最近(2021年4月頭)芽を出したセンテニアルです。そして奥にチラりと見える今年はやたら成長の早いカスケード。いずれも育て始めてから5年ほど経過しました。
ベランダホップを成長させるコツ
ここ5年ほど、毎年しっかりと育ってくれるホップ。育てる上で気を付けているポイントについてご紹介していきたいと思います。ただし、ココでご紹介しているのは私が経験的・感覚的に思っていること。きちんと調べたワケではないのでその点はご了承ください。
土は大量に
まず土は大量に用意しましょう。そして当然ですが、大量の土を入れられる植木鉢が必要です。
我が家で使っている植木鉢はPUB KEGというビールの樽。数年前はクラフトビールの樽といえばPUB KEGが多く、クラフトビアバーなどに行くと、もらえていたのですが、最近は見なくなりましたね。
昔からやっているクラフトビアバーであれば、まだもらえるんじゃないかなぁ。水はけをよくするため、底に穴をあけて使っています。
日当たりは良い方が良さげ
ビール好きの友人の何人かは同じようにベランダでホップを育てています。彼ら・彼女らの話をまとめると、日当たりが良い方が良さげです。我が家でも南向きのベランダで育てています。
土の水はけは大切そう
我が家では水はけがよくなるよう、植木鉢の4分の1ほどは鉢底石を入れています。PUB KEGの樽は約20Lなので、鉢底石が5L程度です。
時々肥料をあげる
週に1度ほど液体肥料をあげています。ホップの収穫がメインではないので不要なのかもしれませんが、なんとなく。トマトやバジルなども育てているのでついでにあげている感じです。
支柱はとにかく頑丈なヤツで
ホップはとにかくグングンと伸びていきます。昨日と今日では明らかに長さが違う!というレベルで伸びます。ですから支柱は高さがあって、とにかく頑丈なモノがおすすめです。
ベランダホップの注意点
続いてはベランダでホップを育てる際の注意点についてご紹介していきたいと思います。
伸びすぎに注意!
ホップはとにかくグングン伸びます。ですから、手を入れないとどんどん伸びて、お隣さんや上の階まで伸びてしまうこともあり得ます。伸びてきたなと思ったら、容赦なくカットしましょう。
台風とかのことも考えておく!
日本に住んでいる以上、夏になれば台風が来る可能性があります。ホップがグングンに伸びてそこら中に絡まってしまいますと、台風対策がやりにくくなってしまいます。いざとなったら移動ができる。あるいはしっかりと固定ができるということを意識しておきましょう。
上の写真は台風前に部屋に取り込んだホップです。完全にジャングルになってます…。
ハダニに注意!
ベランダでホップを育てていますとどこからともなくハダニがやってくることも…。ほっておくとどんどん増えて手のつけようが無くなってしまうので、ハダニを見つけたら早めに処理をしておきましょう。
収穫したホップの活用方法
続いては収穫したホップの活用方法についてご紹介していきたいと思います。良くある話としては天ぷらにして食べるというのがありますが、正直あんまり美味しくはないです。
ビールにドライホッピング
ホップですからやはりビールに入れるのがおすすめ。正直、そこまでホップの香りがうつるワケではないのですが、ルプリンがフワフワ漂うビールはなんとなく気分があがります。
ホップ茶
一番まっとうな使い方はホップ茶。ホップにお湯を注げばできあがりです。香りはしっかりと出るので、採れたてホップの使い方としてはアリです。
ビール好きにプレゼント
友人にビール好きがいる場合、採れたてホップをプレゼントするとけっこう喜ばれます。生のホップを目にする機会ってあんまりないですからね。
ビール好きのグリーンカーテンはホップで決まり!
以上、都内ベランダでホップを育てている話でした。ホップは夏場の日差しを避けるグリーンカーテンに使えます。ビール好きな皆様はホップの栽培にチャレンジしてみてはいかがでしょう?ホップがなるとけっこう嬉しいものですよ。
【追記】
順調に伸びてきたので挿し芽にて増やすことにしました。挿し芽のやり方などを下記にてご紹介しています。