ホップを挿し芽で増やす方法|やり方やポイントをご紹介

ホップを挿し芽で増やす方法|やり方やポイントをご紹介

ベランダで栽培しているホップ。ある程度伸びてきたので剪定がてら挿し芽にしました。ホップは挿し芽で簡単に増やすことができます。増やしたホップの苗はビール好きの家族や友人にプレゼント。けっこう喜ばれます。ということでホップを挿し芽で増やしてみたいという方はぜひ本記事をチェックしてみてください。

ホップの挿し芽に必要なモノ

ホップの挿し芽に必要なアイテムは以下の4つです。

  • 挿し芽用ポット
  • 挿し芽用土
  • メネデール
  • 良く切れるハサミ

それぞれ詳細について解説していきたいと思います。

挿し芽用ポット

苗を購入すると黒や白のポットに入ってきますよね。挿し芽をする際にはあのポットがあると便利です。植木鉢などで挿し芽にすることもできるのですが、植木鉢ですと人にプレゼントする際にけっこう邪魔になってしまいます。

また価格の面からもポットがおすすめ。植木鉢は安いものでも100円ほど。一方のポットであれば10円程度で済みます。遠くの友人・親戚に苗を送るといった場合にもポットの方が送料が安くて済みますよ。

我が家ではポリポットを利用していましたが、そのまま植えられてゴミを出さないポットもあるんですね。ちょっと値段は高くなりますが、余計なゴミを出したくないという方には良さげです。今度買ってみよう。

挿し芽用土

挿し芽をする際に土はけっこう重要です。柔らかくてふかふかしている土でないと上手く根が張りません。挿し芽専用の土が売っているので、それを利用するのがおすすめです。

挿し芽はホップ以外の植物でもできるので、植物好きの方であれば大きめを買っておいて損はないかと思います。

メネデール

挿し芽は「根が出るか否か」が成功と失敗の境目です。上手く根を出す為におすすめなのが「メネデール」です。名前そのままの効果があり、芽や根が出やすくなります。

メーカーのHPによると

いつでも使える、植物のサプリメント

植物の生長に欠かせない鉄を、根から吸収されやすいイオンの形で含む植物活力素です。発根を促し、元気な株に育てます。肥料でも農薬でもないので毎日使え、さし木、種まき、植え付け、植え替えから弱った時の活力アップまで、あらゆる場面で活躍します。

出典:メネデール株式会社

とのこと。50年以上の歴史がある人気アイテムだそうです。っていうか会社名がメネデールなんだ…。

挿し芽以外でも使えるので、植物好きであれば大きめを買っておいて損はありません。

良く切れるハサミ

挿し芽をする際にはよく切れるハサミをつかいましょう。切れないハサミで切り口がグシャッとなってしまうと、水を上手く吸い上げることができず。根が出るまでに枯れてしまうからです。

太い枝を切るというワケではないので、剪定用ハサミというよりも小枝切ハサミのようなアイテムの方が使いやすいかと思います。

ホップ挿し芽のやり方

続いてはポップ挿し芽のやり方について解説していきたいと思います。と言ってもそれほど難しいことはありません。

下準備

まずは下準備としてポットに挿し芽用の土を入れておきます。そこに水をたっぷりとかけて、割りばしなどで穴をあければ完了です。

なお、ポットには大きな穴が開いていますが、鉢底ネットなどは基本的に不要です。根付くまではほどんど動かさないので、土がこぼれる心配はそれほどありません。

ホップをカット

続いてはホップの伸びている部分を適当にカットしましょう。ハサミを入れることに抵抗があるかもしれませんが、ホップはほっておくとグングン伸びて手が付けられないような状態になってしまいます。ですから伸びている箇所を容赦なくカットして大丈夫です。

カットした部分を下の絵のように切り分けます。ポットに挿す部分は長めに、地上部分は短めにカットしておきましょう。詳細は後半で詳しく解説しています。

植え付け・水やり

カットしたホップを土に挿して、周りからそっと押さえれば終了。あとは毎日水をあげて根付くのを待つだけです。

2週間ほどしますと、ポットの底から見えるくらいに根が生えてきます。ここまでくれば一安心。友人に配って大丈夫です。

ホップ挿し芽のポイント

続いてはホップ挿し芽のポイントについて解説していきます。

地上部分は短く、地下部分は長く

まずホップの挿し芽では地上部分は極力短く、地下部分は長くなるようにします。そのために図のようにカット。具体的には葉っぱのすぐ上と、葉っぱから10cmほど下の部分です。茎だけの部分は廃棄してください。

挿し芽は根付くまでできるだけ安定に置いておかなくてはなりません。地上部分が長いとそれだけ風などの影響を受けることになりますし、洋服などに引っかかって(ホップは小さなトゲがあるので引っかかりやすい)不用意に抜けてしまうこともあるからです。

一方の地下部分は長ければ長いほど安定しますし、根が生える可能性も高まります。

しばらくは動かさない

挿し芽をした後は様子をチェックしたくなるもの。けれどそこはグッと我慢。最初のうちは出来る限り動かさないようにしましょう。

挿し芽から1週間くらいして枯れていなければそれだけでうまくいっている証拠です。そこからさらに1週間ほど我慢。ここまできて枯れていなければたぶん根付いてます。もう数日たてばポットの底根が見えてくるはずです。

水やりはしっかりと

挿し芽した直後は茎が土に刺さっているだですから、とにかく弱い状態です。水やりを怠るとすぐに枯れてしまいます。ですから水やりはしっかりと。毎朝あげるつもりでいてください。

春先とはいえやたら暑い日もあるので、そんな日は夕方にチェック。土がやや乾燥しているようであれば水をあげておきましょう。

ホップを挿し芽でふやしてみよう

以上、ホップを挿し芽で増やす方法でした。ホップは生命力が強いので、けっこう簡単に挿し芽で増やすことができます。

挿し芽に慣れますとホップ以外の植物も簡単に増やすことができるようになりますよ。ちなみに我が家ではアロマティカスとローズマリーを挿し芽で増やして、仕事机に飾っています。トマトなどは脇芽かきで取った脇芽を挿し芽で増やすことが可能です。

ということで、ホップの挿し芽に興味がある方はぜひトライしてみてください。

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