ネットで買ったジーンズですと「もうちょっとスリムな方が良かったなぁ…」なんて思うことありますよね。あるいは試着したジーンズでも「ここのシルエットがもう少しストレートだったら…」なんてことも。
そんなジーンズを理想のシルエットに近づける方法を写真で解説していきます。ミシンを持っていないという人向けの情報もあるので、ミシン初心者の方もぜひチェックしてみてください。
ジーンズのシルエット変更方法
それではさっそくジーンズのシルエット変更方法をご紹介していきたいと思います。
ステップ1:目指すべきシルエットを決める
まず重要なポイントはどんなシルエットにするのかを決めることです。基本的にはシルエットが気に入っているジーンズを参考にシルエットを決めていきます。
安全ピンで仮止め
ジーンズのシルエット変更は内もも側を縫うのが簡単です。なので内もも側の「これくらい細くするか」という位置を安全ピンで仮止めします。とりあえず片側だけでOKです。
試着
仮止めしたジーンズを試着します。写真右側が仮止めした方です。ちょっと細くストンとした感じになってますよね。
なお、試着の際には、実際に着用する状況に近づけるのがポイント。縮みを想定して、あらかじめ洗って乾燥機にかけています。また私の場合ですとベルトとロールアップが基本なのでベルト着用・ロールアップで試着してます。
修正
もうちょっと細くしたい・太くしたいという場合には、安全ピンをずらして修正をします。「試着」「安全ピンの移動」を繰り返して理想のシルエットを見つけましょう。
ステップ2:縫うべきポイントを決める
安全ピンでシルエットのあたりがついたらチャコペンなどで線をひきます。極端なカーブにならないよう、なめらかに線をつなぐのがポイントです。コレが縫い目の目印になります。
チャコペンが無ければ、サインペンでも鉛筆でもOKです。要は縫い目の目印ができればよいので。
反対側も同様に線を引いたら下準備は完了あとは縫うだけです。
ステップ3:縫う
ほぼ直線なので、縫うのは簡単です。縫った後は試着してシルエットを確認しましょう。
満足ゆくシルエットであれば次のステップへ。細すぎる・太すぎると感じた場合には該当箇所をほどいて縫い直しです。自分で作業していると好きなシルエットを追い求められるのが良いですよね。
シルエットが決まったら、余計な布をカットして端の処理をします。なお布のカットをしてしまうやり直しがききません。必ず試着して、シルエットの確認をしておいてくださいね。
都内ならミシンレンタルもおすすめ
東京の住宅事情から家にミシンを置けず、レンタルミシンを利用しています。今回ミシンをお借りしたのはユザワヤ芸術学院(蒲田)さんのソーイングレンタルスペースです。
家庭用ミシン、ロックミシン、アイロン、アイロン台などが借りられて300円で利用可能。お求めやすい価格帯ですよね。ホントは職業用ミシンが使いたいのですがそこは我慢してます。
ミシンの基本的な使い方アドバイスもあるので、ミシン初心者という方もぜひチャレンジしてみてください。
ジーンズのシルエット変更の注意点
ジーンズのシルエットの変更ですが簡単に出来るタイプと簡単にはできないタイプが存在しています。その見極め方をご紹介していきます。
内もも側の縫い方に注目
今回シルエットを変更したジーンズはディッキーズのペインターパンツ。内側の縫い目が写真左のようにシンプルなので、シルエット変更は簡単です。
一方で昔のリーバイスやレプリカジーンズなどですと写真右のようなちょっと凝った縫い目になっています。
このタイプも頑張れば自分でシルエット変更できるのですが、縫い目をほどいてきれいに合わせて再び縫い付けるなど結構大変です。洋裁好き以外は業者に頼むことをおすすめします。
色落ちしているジーンズは要注意
色落ちしているジーンズですと、シルエットを変更した場合、縫い目周辺の色落ち具合が不自然になります。「気になる人は気になる」という状態です。
その場合には、色落ちしている部分を極力残しながら作業するということが求められます。詳しい解説は省きますが、以下のようなステップとなります
- 既存のステッチをほどく
- 色落ちが少ない側をつめる
- 元のステッチを活かして縫い直し
あるいは「ジーンズの内もも側なんて誰も注目してないし」という割り切りるのもおすすめ。実際、人のジーンズの内もも側なんて注目して見たこと無いですよね。
シルエットを変更して理想のジーンズへ!
以上、ジーンズのシルエット変更方法のご紹介でした。縫うべきはほぼ直線なのでミシン初心者でも簡単に作業ができます。レンタルミシンなども上手に利用して、ぜひトライしてみてください。