長い間放置していたレザーパンツ。再び穿いてみようかと手に取ったのですが、いかんせん長期保存していたため、微妙な汚れが目立ちます。クリーニングに出すことも考えたのですが、シンプルに水洗いした方が気持ちよく着られそうですし、自宅の洗濯機で洗うことにしました。結果としてはある程度キレイになって大満足といったところ。洗濯したときの模様について、順を追ってご紹介していきたいと思います。なお、今回は意図的に洗濯した話ですが、乾かし方や保湿方法は「誤ってレザーパンツを洗濯してしまった…」方の参考にもなるはずです。ぜひチェックしてみてください。
洗濯したレザーパンツのビフォー・アフター
まずは洗濯のビフォー・アフターをご紹介していきます。上記が洗濯前の全体像です。ちょっと珍しいベージュと、ロックにならないルーズなシルエットが今っぽくて良いかなと実家に帰省したついでに引っ張りだしてきました。
一見それほど汚れていないようなのですが、細かく見ていくと謎の汚れがちらほらと。長年放置していたので、さまざまな汚れがシミとなって出てきたのだと思います。
上記は洗濯後の姿。写真で見るとあまり変化が無さそうですが、細かなシミが薄くなりました。コレで再び気持ちよく穿けそうです。
ちなみに渋谷の老舗、ネペンテスの製品。購入したのは2000年代前半だと思うので、15年くらいは経過しているはずです。
なお、レザーは案外洗濯できるもの。例えば冬の定番ムートンブーツはスニーカーランドリーでキレイになります。その模様は下記ブログにてご紹介していますので、併せてチェックしてみてください。
レザーパンツの洗濯方法
続いてはレザーパンツの洗濯方法について解説していきたいと思います。といってもむずかしいことはありません。まずは裏替えしに。そして洗濯ネットに入れておきます。
あとは洗濯機に放り込み、おしゃれぎ洗いを投入。ドライ洗いモードで普通に洗濯・脱水しました。
洗濯終了後は型崩れしないように平干しにします。直射日光は避ける必要があるので、室内に放置です。レザーの厚みにも依ると思いますが、乾燥までは1~2日必要なので、あとはひたすら待つのみ。なお、レザーは熱に弱いため、乾燥機の使用はNG。ゆっくりじっくり陰干ししましょう。
洗濯するとどうしても脂が抜けて乾燥してしまうため、ある程度乾いてきたらミンクオイルで脂分を補います。オイルを補えればなんでもOKなのですが、レザーパンツやジャケットの保湿にはミンクオイルがおすすめ。大量に塗るとベタベタになるので、少量を広く薄く伸ばすのがポイントです。
しっかりと乾いたら作業は終了。ためしに穿いてみたところ、洗濯後ならではのさっぱりした感じ。洗ってよかったです。手触りも良くなっています。
このようにレザーパンツは家庭での洗濯が可能です。とはいえ、クロムハーツなど高級なレザー製品ですと、リスクが大きすぎるもの。それらのクリーニングであれば、やはり専門業者を頼るのがおすすめです。私も良く利用しているポニークリーニングであれば、集荷依頼をすることも可能。しかもレザージャケットなど夏場は使わないアイテムは、保管してもらえます。
レザーパンツは洗濯してスッキリ
以上、レザーパンツを家庭用の洗濯機で洗濯してみた話でした。特に難しいこともなく、大きなダメージもなく、かなりスッキリしました。パンツはどうしても汚れるものなので、シーズンに1度くらいは洗おうと思います。汚れが気になるレザーパンツをお持ちの方はぜひトライしてみてください。