大量のお酢やお砂糖を使うピクルス。自宅で作った場合、1回で使っただけで捨ててしまうのってなんだかもったいないですよね。とはいえ、ピクルス液の残りで再度ピクルスを漬けられないのかなと調べてみても、イマイチよくわからない…。ということで、自分で試してみました。結果としては、ちょっと味が薄くなっていたものの、特に問題なく食べられたので、再利用できないことはなさそうです。そんな実験の詳細についてご紹介します。なお、我が家の条件においては食べられたというだけなので、普遍的なモノではないことに予めご注意ください。
ピクルス液再利実験の条件
まずは実験の条件についてご紹介しておきたいと思います。
ピクルス1回目のレシピ
今回、ピクルス液を再利用してピクルスを漬けたのですが、そもそも1回目のレシピは以下のようなモノでした。
ピクルス液の材料
- お酢:150ml
- りんご酢:40ml
- お水:90ml
- 砂糖:35g
- 塩:5g
- ローリエ:1枚
- ニンニク:1かけ
- 黒コショウ:3つぶ
つけたお野菜
- 茹でロマネスコ
- 人参
- 蕾菜
作り方はいたって簡単で、ピクルス液の材料を鍋に入れて、沸騰直前まで加熱し、保存容器に入れたお野菜にかけただけ。冷蔵庫にて保管していました。
漬けたその日の夜から食べ始め、4日間で食べ終わりです。香りなどに異常はなかったので、残りのピクルス液を再利用に使ってみました。
ピクルスを再利用したレシピ
続いては、ピクルス液を再利用した2回目のレシピです。
ピクルス液の材料
- 前回のピクルス液の残り(コーヒーフィルターで濾したモノ)
- 前回の半量
つけたお野菜
- 人参
- 蕾菜
まずは、前回のピクルス液をできるだけきれいにするため、コーヒーフィルターで濾しました。意味があるかはわかりませんが、念のため。これで細かな野菜クズなどはきれいに取れたはずです。
それをお鍋に入れ、前回の約半量の材料を入れ、お鍋で沸騰直前まで加熱します。いつもならすぐに火を止めるところですが、念のため沸騰しないよう弱火で1分ほど加熱。
それを保存容器に入れたお野菜にかけて完成です。
肝心の味はといいますと、普通に美味しかったです。味が薄まるかなとも思いましたが、特にそんなことはなく、十分に漬かっていました。
ちなみに、蕾菜はこりこりとした食感が楽しめる、ピクルスにするとかなり美味しいお野菜です。福岡では割と見かけますが、関東では全然見かけないのが残念なところ。見かけたらぜひトライしてみてください。
条件がそろえばピクルス液の残りでピクルスを漬けることは可能
以上、ピクルス液の残りでピクルスを漬けてみた実験でした。少なくとも今回に関しては何の問題も無かったですし、味もいたって美味しく大満足。早いサイクルで食べきるのであれば、アリかなという気がしています。
ただし、今回はたまたま問題なかっただけかもしれませんし、絶対に大丈夫とは言い切れません。試してみる方はくれぐれも自己責任でお願いいたします。