我が家の3歳になる息子は音楽が大好き。家で音楽をかけるとノリノリになって踊ります。同じく音楽好きな父親としては「子供と一緒にライブを楽しみたいな」なんてことを考えておりました。一方で、まだ3歳ですし、ライブの大きな音に耐えられるかという不安も…。ライブによっては大人でも耳が痛くなることがありますし、耳に何かあったら音楽を楽しむどころではなくなってしまいます。そこで手に入れたのが音質を保ちつつ、ボリュームを下げて耳を保護するというCRESCENDO Music 20という耳栓。「装着するのをいやがるかな?」や「そもそも装着できるのか?」という不安もあったのですが、2時間近く装着してくれ、親子でゆっくりとライブを楽しむことができました。そんなCRESCENDO Music 20の耳栓についてレビューしていきます。親子でライブを楽しみたい方はぜひ参考にしてみてください。
CRESCENDO Music 20は子供に使えるのか!?
そもそもCRESCENDO Music 20とは|耳栓との違い
そもそもCRESCENDO Music 20とは、音のバランスを崩さずに、ボリュームを下げるという触れ込みの「音楽を楽しむための耳栓」です。一般的な耳栓は音を遮断するのが目的。CRESCENDO Music 20は音楽を楽しむのが目的ですから、そこが普通の耳栓との大きな違いといえます。
実際、耳に装着してみましたが話も普通にできますし、「コレ効果あるのかしら…」と思うほど。試しにスピーカーに耳を近づけてみるとなんとなく音が小さくなるように感じます。とはいえ、メーカーの情報を信じるならば、20dbの遮音効果があるとのことですし、それなりに売れている製品ですから、効果はあるのだと思います。
なお、ケース付きなので、持ち運びにも便利です。形としては、密閉型のイヤホンといったところ。真ん中にフィルターがついており、このフィルターがうまい具合にボリュームをさげてくれるそうです。
CRESCENDO Music 20の耳栓を子供につけてみた結果
購入時に気になったことが3歳の子供に使えるのかということ。メーカーのHPを見ても年齢については触れておらず、以下のような記述があるのみです。
A perfect fit for everyone: 4 Eartip sizes available (M+L in package, S+XL sizes available on request).
ざっくり訳「4つのサイズがありみんなの耳にフィットするよ。基本的にはMとLがパッケージされていて、SとXLも言ってくれれば用意があるよ。」
CRESCENDO
everyoneだから子供もOKなのだと思いますが、そこまで想定しているのかは微妙なところ…。
メーカーのHPにある通り、基本的にはMサイズとLサイズがセットです。なお、Mサイズは6~11mm、Lサイズは7~12mmに対応ということ。Sサイズは、日本のAmazonでは見つけられず…。
はたしてMサイズが3歳児の耳にフィットするのか、購入してみるまで正直よくわからなかったです。子供の耳の穴の大きさなんて意識しないですからね。ノギスで測るというワケにもいきません。
とりあえず試すしかなかろうと、実際に手に入れ、Mサイズを耳に入れてみました。結果、スッと入って痛がることも無かったので、まあ大丈夫だったのでしょう。ただし、3歳児は大きさに個人差があるため(我が家の息子はやや大きめで、顔はけっこう大きめ)一概に3歳児でも使えるとは言い切れない点にご注意ください。
また、子供によっては耳栓を嫌がることも考えられます。ライブ会場で「耳栓イヤだ!」といわれると大変なので、あらかじめ試してからお出かけしてください。
いざライブ当日(2022年4月3日、日比谷野音にて行われたスチャダラパー)、かなり長時間に及ぶライブでしたが、ライブ開始前から耳栓をつけたまま過ごすことができました。
イヤーマフと耳栓はどちらが良いのか
子供の耳を守るアイテムとして、イヤーマフがありますが、耳栓とどちらが良いのかかなり悩みました。「耳を守る」という意味ではイヤーマフの方が優位だと思います。一番の違いは確実に装着できること。一方、耳栓ですと、子供が本当に正しく装着できているのか、大人は確かめることができません。
とはいえ、イヤーマフは、ライブを楽しむというよりも、音を低減させるアイテムですから「子供と一緒に音楽を楽しみたい」という目的を考えると悩ましいところでもあります。そういった理由から今回はCRESCENDO Music 20の耳栓を選択しました。
子供とライブに行くにあたり考えたのが「とりあえず耳栓を持ってライブに行く。子供が音を嫌がったらライブ途中でもすぐに帰る」ということ。幸いにして、子供はライブを楽しみ(当日はあいにくの雨で、なおかつ寒く、そういった意味では微妙でしたが…)、楽しい時間を過ごすことができました。
イヤーマフと耳栓、どちらを選ぶのかは、それぞれの事情によるはず。少なくとも我が家の状況においてはCRESCENDO Music 20の耳栓で良かったなと思っています。
なお、ライブ会場は後ろに下がれば下がるほど、急激に音が小さくなるもの(音の大きさは距離の2乗に反比例)。野外フェスなどを親子で楽しみたい場合、スピーカーから距離をおくといった工夫も大切なはずです。
CRESCENDO Music 20は親子でライブを楽しみたい方におすすめ
以上、CRESCENDO Music 20の耳栓を使い、3歳の息子と野音のライブを楽しんだ話でした。本人もライブが楽しかったようで、「よくなくなくなくなくなくない♪」などと口ずさんでいる今日この頃。親子でライブを楽しみたい方はCRESCENDO Music 20をチェックしてみてください。
ただし、「我が家の息子に関して」という点には要注意。正直、耳栓を嫌がる子供もいるかと思いますし、サイズが合わない子もいるかと思います。
「そもそも子連れを前提としたライブに行く」や「スピーカーから距離をとりやすい会場を選ぶ」など、親子でライブを楽しむ方法はさまざま。いろいろな工夫をしながら、親子でライブを楽しみましょう!