大人になるとカジュアルな服装でもそれなりの「上質な感じ」が欲しくなるもの。そんな時におすすめの靴がラッセルモカシンです。シンプルなスニーカーも良いのですが、ちょっと上質な靴があると着こなしの幅が広がりますし、きちんとお手入れすれば一生モノ。かれこれ10年以上愛用しているラッセルモカシン(トリプルヴァンプ)と共に、その魅力をご紹介します。
愛用のラッセルモカシンはコレ
これが10年以上愛用しているラッセルモカシンです。ネペンテスが別注したもの。購入したのはたしか2008年ころだったはず。さすがに多少くたびれてはおりますが、全然現役。週に2度は履いています。ソールはもともとシャークソールがついていたのですが、オールソールをした際に強度などを考えて現在のソールを選択しました。
いまでこそシャークソールがついたブーツはめずらしくありませんが、当時はまったく見かけることが無く、強烈なインパクトでした。それが「欲しい!」という心に火をつけたことを覚えています。
ネペンテスならではの遊び心は好き嫌いがわかれるところでしょうが、私は結構好きです。なお、これを書きながら思い出しましたが、2000年代って「別注」ってワードが流行っていましたよね。懐かしい…。
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靴紐の先端がボロボロになってしまったため、熱収縮チューブで補修しました。その模様を下記ブログにてご紹介しています。併せて参考にしてみてください。
ラッセルモカシンの3つの魅力
つづいては私なりに感じているラッセルモカシンの魅力をご紹介していきたいと思います。ラッセルモカシン欲しいけど…なんて悩み中の人はぜひチェックしてください。余計に欲しくなること必至です。
合わせやすい
週に2度は履いているのですが、その最大の理由は合わせやすいということ。ジーンズにヒョいと履いてもよいですし、チノパンにももちろん合います。短パンに合わせてもOKです。ジーンズ、チノパン、短パンがOKなら、大人の男のカジュアル服はほとんどカバーできますよね。
トップスを選ばないというのもラッセルモカシンならではの魅力。程よくカジュアルな雰囲気なのでTシャツでもハマります。例えばオールデンとかですとTシャツとあわせるというワケにはいかないですからね。スニーカーだとカジュアルすぎる…という時もラッセルモカシンを合わせるだけで、上品な感じになりますよ。
履き心地が良い
靴たるもの、履き心地の良さは重要です。ラッセルモカシンは文字通りモカシン製法(1枚革で足を包み込むように作る方法)で作られており、履き心地はバツグン。休日にリラックスして過ごしたいという時にも、問題ありません。
丈夫で長持ち
私が愛用しているラッセルモカシンは2008年頃購入なので、少なくとも10年以上愛用しているものです。まあまあな時間ですよね。しかも週に2度は履くという高頻度。ですが、へたってしまうということは無く、今でも現役で活躍してくれています。
唯一修理したのが靴内側のかかと部分(すべり革)。擦れて薄くなっていたので修理屋さんでお直ししてもらいました。ソールは消耗品なので定期的に交換しています。靴紐も純正品に一度交換しました。紐を新しくすると、それだけで靴の雰囲気がグッと変わるのでおすすめです。
ラッセルモカシンのソール交換っていくらくらい?
長く愛用していると避けられないのがソールの交換です。費用はどれくらいかかるのか、その概要についてご紹介したいと思います。
オールソールした場合
愛用のラッセルモカシンですが、もともとはシャークソールがついていました。5年ほどで全体的にすり減ってしまったのでオールソールしています。その時の価格はたしか15,000円くらいだったはず。お願いしたのは東京でブーツ修理と言えばの福禄寿さんです。
ちなみにシャークソールへの交換もできたはずですが、頑丈さ(シャークソールはけっこう減りがはやい…)と今後のリペアのしやすさ、そして雰囲気を変えたいということで現在のソールへ。靴の雰囲気がグッと変わるのもオールソールの楽しさです。
15,000円あればまっとうなスニーカーが購入できますし、決して安くはありません。とはいえ、10年以上愛用する靴のランニングコストとしてはアリかなと思ってます。
かかとの交換
かかと部分に関しては定期的に交換をしています。近所の靴修理屋さんにお願いしているのですが、だいたい2,000円前後です。
このラッセルモカシンではありませんが、ブーツの傷を自分で修理してみました。その時の模様を下記ブログにてご紹介していますので、併せて参考にしてみてください。
ラッセルモカシンのサイズ感
ラッセルモカシンのサイズ感ですが、長さはもちろん、気にしておきたいのがワイズです。日本で流通しているラッセルモカシンの多くはD~Eあたりだと思います(私のラッセルモカシンはDワイズ)。当然ですがワイズによって履いた感覚は結構ちがうものです。
何となくですが、洋服屋さんが別注をかけたようなアイテムは「シュッと見えておしゃれ」ということでDワイズが多く、定番商品として入ってきたアイテムは日本人の足になじみやすいEワイズが多い気がします。
せっかくのラッセルモカシンですから、試着して購入するのがベターですが、通販に頼らざるをえないケースだってあるもの。その場合には、ワイズも必ずチェックしておきましょう。
ちなみに、コンバースオールスターであれば9.5インチを履いているのですが(甲高なので、オールスターの靴紐をギュンギュンに閉めて履くことはできません)、愛用のラッセルモカシンは9インチDワイズです。前後にはちょっとだけ余裕があります。Eワイズのラッセルモカシンを試着したときは8.5インチもアリかな…ちょっときついかな…という感じでした。
同じくアメリカ靴のAldenは9インチEワイズ、イギリス製のドクターマーチンはUK8を履いています。サイズ感の参考にしてみてください。
トリプルヴァンプは生産中止?
先日ふと「ラッセルモカシン トリプルヴァンプ」と検索しようとすると、「生産中止」というワードがサジェストされてきました。
気になったので本家本元のサイト(https://www.russellmoccasin.com/)を訪れ、カスタムオプションをチェックしていたのですが、見つかるのはダブルヴァンプのみ(オプションの料金は80ドル)になってました。昔はトリプルヴァンプのオプションもあったのに…。
トリプルヴァンプは防水性が非常に高く、お気に入りポイントの1つだったのでけっこう残念です。洋服屋さんを見ていると、まだまだトリプルヴァンプの在庫もあるようなので、気に入っている方は早めの購入をおすすめします。
ブーツメンテナンスで愛用しているオイルはコレ
長く穿き続けるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。ワークブーツですし、あんまり神経質にメンテしているワケではありませんが、ときどきホコリを払い、クリームを塗っています。そしてホントに思い出したときにオイルを塗りこんでます。
愛用しているオイルはホワイツのもの。思い起こせば靴を購入したタイミングで購入したモノなので、コレももう10年以上経過しているはずです。特に劣化することもなく使えてます。ワークブーツのメンテ用オイルを探している方にはおすすめです。まあかなりベタベタしますが、
ラッセルモカシンは長く愛用できるおすすめの靴!
以上、愛用のラッセルモカシンについてのご紹介でした。さんざん語ってきましたが、大人のカジュアル靴としては超おすすめです。購入するか悩んでる…という方はぜひ手に入れてみてください。安くはない靴ですが、それ以上の満足感を得られるはずです。また10年以上履くということを考えますと、1日当たりのコストはスニーカーよりも安くなりますよ。