スエード靴にいつのまにか付着した謎のシミ。固まりとなってこびりつき、ブラッシングしても落ちなくなっていました。そんなシミには紙やすりが効果的。よごれ落としのビフォーアフターややり方のポイントを紹介していきます。ブラッシングでも落ちないスエードのシミでお困りの方はぜひチェックしてみてください。
紙やすりでケアしたスエードのビフォーアフター
まずは紙やすりでケアしたスエード靴のビフォー・アフターをご紹介します。以下がビフォー。
ところどころに謎の汚れが付着しております。汚れを拡大してみると以下のような感じです。
汚れはガビガビに固まってシミになっており、ブラシなどでは落ちません。
続いては紙やすりでケアしたアフター。
ざっくり見ると、汚れが落ちています。拡大してみると、以下のような感じです。
エンボス加工されたブランドロゴ部分や、ステッチの上には汚れが残っていますが、おおむね綺麗になりました。これでまた気持ちよく愛用できます。
このように、ブラシでは落ちない汚れのケアには紙やすりが有効です。
紙やすりでのスエードケア|ポイント・やり方解説
続いては、汚れのケアをしたい方に向け、やり方のポイントを解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。なお、失敗しても責任は取れないので、自己責任でお願いします。
まずは240番手くらいからはじめてみる
紙やすりの荒さはさまざま。番手の数字が小さいほど荒く、数字が大きいほど滑らかです。いくつかの番手を試してみた結果、スエードのケアは中くらいの荒さの240番手程度から始めてみるのがおすすめ。
汚れに刃が立たない場合には、より小さな番手を使ってみてください。一方、荒い紙やすりは靴に傷をつけてしまう可能性があるため、注意が必要です。
紙やすりは折りたたみ汚れをピンポイントで攻める
スエードは比較的頑丈な素材ですが、不用意に削るのはできる限り避けたいもの。紙やすりを折りたたむと作業がしやすく、余計な部分を傷つけずにすみます。
角の先端を利用して、できる限り汚れをピンポイントで攻めてください。
ステッチには紙やすりを当てない
スエードと比較して、ステッチの強度はそれほど強くありません。ステッチに紙やすりを当てると糸が切れる可能性があるため、ステッチには紙やすりを当てないように注意してください。靴にダメージを与えないという観点から、ステッチ上の汚れは諦める方が無難です。
紙やすり後はブラッシング⇒保湿⇒ブラッシング
紙やすりでケアした後は細かな破片などが付着しているので、しっかりとブラッシングしておきましょう。
スエード専用のブラシを持っておくと、何かと便利です。私が愛用しているのは、M.モゥブレィのブラシ。使いやすくリーズナブルな価格でおすすめのアイテムです。ワイヤーブラシ付きの黒と、ワイヤーブラシ無しの白があります。
また、せっかく汚れをケアしたので、保湿をしておきました。
使ったアイテムは、M.モゥブレイ スエード・ヌバックトリートメント。スエード靴のケアには何かと便利なアイテムです。
スプレーが乾いたら、再度ブラッシング。色艶もよくなり、雰囲気がグッと高まります。
スエードの頑固な汚れは紙やすりで落ちる
スエード靴に付着した頑固な汚れを紙やすりでケアしてみました。気になっていた汚れが目立たなくなり、大満足。これで、再び気持ちよく愛用できます。紙やすりは100均でも手に入るため、気軽に挑戦可能。ぜひトライしてみてください。
自分でお気に入りの靴をケアすると、お気に入り度がアップするもの。コレもまた、大きなメリットです。