液晶を破損してしまったレッツノートSX2。普段は外部モニターに接続して使っているので大きな支障はないのですが。時々「あっ、液晶壊れてるんだった…」なんてことも起こるもの。とはいえ、古いマシンですし、高いお金をかけて修理するのももったいない気がします。ということで、自分で液晶を修理してみました。修理のやり方などは役立つ動画が多数あるのでそれらを参考にしてもらうとして、「素人がやってみた結果こんな感じだった」という部分をお伝えしていきます。古い機種ですし、それほど需要があるとは思えませんが、自分用のメモを兼ねて。誰かの役に立てば幸いです。
液晶パネル交換①：適正価格の液晶パネルを手に入れる
SX2の液晶パネルを交換するに際し、最初にやるべきことは適正価格の液晶パネルを見つけ、購入することです。アマゾンなどで探してみると、安いもので7000円台から（届くのに10日ほどかかる）。
高いものですと10,000円台（早いと翌日届く）でありました。
新品のモニターにこだわるのであれば、上記を選択することになります。けれど、レッツノートSX2（2012年発売）にそこまでお金をかけるのもなんだかピンとこず…。なにせ、もっと新しいマシンの中古が20,000円台で手に入りますから。
そこで探したのがヤフオクに多数出品されているジャンク品。「SX2 ジャンク」といったワードで探してみると、多数出てきます。中には画面が割れているモノもあるので、それらには注意ですが、最終落札価格が3,000円（+送料が1,000円ほど）で画面が生きているSX2が多数見つかるはずです。新品の液晶パネルと比較してだいぶ安いですよね。
そんな中見つけたのが、液晶モニターだけを出品されている方。送料込みの4,000円ほどの即決で、出品されていたので、それを選ぶことにしました。即決の方が楽ですし、すぐにパーツが欲しかったので。
なお、ちょうど1,000円分のクーポンが発行されていたので実質3,000円でパーツが手に入ることに。新品のモニターではありませんが、まあ十分でしょう。
液晶パネル交換②：丁寧に作業する
必要なパーツを手に入れたら、あとは作業を進めるだけです。そこで参考になったのが以下の2本の動画。動画の通りすすめれば30分ほどで作業は完了しました。
ただし、動画のようにうまくいかなかったこともいくつかあります。そのひとつが、ベゼルを取り外す際に「バキッ！」とイヤな音をさせてしまったこと。
以下、非常にわかりづらいのですが、下記写真のようにヒビを入れてしまいました。
簡単に折れてしまうため、トライされる皆様はとにかく丁寧に作業することをおすすめします。まあ、小さなヒビだったので、日常使いするのには支障はなさそうです。
ちなみに、2本目の動画ですと、液晶パネルの枠や緩衝材を取り外し、新しいパネルに移すといったすごく大変そうな作業が含まれています。正直ハードだなとドキドキしていたのですが、今回手に入れた中古のパネルにはすでに同パーツが付属しており作業は不要でした。
そういった部分も中古パーツを選ぶメリットといえるかもしれませんね。
液晶をセットして、動作確認をしたところ、無事にきれいな映像を映してくれました。
再び電源を落とし、ベゼルを組み付ければ完成です。
液晶パネル交換③：色の調整
パネルを交換したレッツノートは復活を示すまばゆい光を放ちました。そしていつもの画面が表示され、一件落着なのですが、まばゆい光というよりもなんだかマブシイ光…。しかも妙に青みがかっている…。液晶それぞれの個性があるのだと思います。
また、我が家ではデュアルモニター状態で使用していますが、画面の色が異なると、なんだかんだ微妙に気になるものです。
そこでメインのモニター（DellのP2217）に色を近づけることに。
まず、明るさが同じくらいになるように、画面の明るさを調整しました。
続いて、レッツノート付属だと思われる「インテル グラフィックス・コントロール・パネル」を引っ張り出してきて、「明るさ」「コントラスト」「ガンマ」をああでもないこうでもないといじってみます。
なお上記の作業で役立ったのが、「両方の画面で同じようなカラーバーを出しておく」ということ。なんとなく「まだ青っぽいな」とか思うもので、その感覚をもとに設定しました。
「まあ、こんなもんか…」というところまでやって、とりあえず終了です。
まあ、素人が調整してもそこまで完璧には同じにならないと思うので妥協は大切ですよね。
レッツノートSX2の液晶パネルが壊れたら自分で交換もアリ！
以上、レッツノートCF-SX2の割れた液晶パネルを交換した話でした。実質3,000円ほどで再び使えるようになり大満足。皆様も液晶が割れた…なんてことがあれば、ぜひ参考にしてみてください。もちろんリスクはありますが、かなり安く修理できますよ。
