お気に入りのTシャツに穴が…。まだまだ着たいけどちょっとみっともないし、捨てるのももったいない…。寝巻にするのもちょっと…。そんな時にはダーニングでの補修がおすすめです。必要な道具は100均で手に入りますし、作業もそれほど難しくありません。自分で手直しすると愛着も大幅アップです。ということで自分でTシャツの穴を直したいという方はぜひ本ブログをチェックしてみてください。
Tシャツの穴|補修のビフォーアフターをチェック
▲まずは修理のビフォー・アフターをご紹介。補修前は肩に小さな穴があいています。
▲上記のように、穴をふさぎました。
▲遠目に見るとこんな感じです。
今回はあまり目立たせないように同系色の糸でお直ししたのですが、思いっきり違う色の糸を使ってもカワイイですよ。
ちなみにこのTシャツは渋谷のネペンテスにて20年近く前に購入したnepcoのもの。こんなに長く着るとは…。今回しっかりと補修したので、もう数シーズンは着れそうです。
Tシャツの穴を補修|ダーニングのやり方をご紹介
続いてはTシャツダーニングのやり方をご紹介していきます。チャレンジしてみたいという方はぜひ参考にしてみてください。針と刺繍糸はダイソー・キャンドゥ・セリア等の100均でも手に入ります。
糸を選ぶ
まずはTシャツの色や柄に合わせて糸を選びます。ダーニングで楽しい作業の1つです。色を合わせて目立たなくするのも良し。思い切って全然違う色を選ぶのも良しです。
縦糸と横糸の色を変えるとチェック模様になって楽しいですよ。また縦糸と横糸で濃いグレーと薄いグレーといった具合に少しだけ色を変えると逆に目立たなくなります。ということで今回は縦糸が濃いグレー、横糸が薄いグレーです。
ダーニングマッシュルームをあてる
続いては補修する部分にダーニングマッシュルームをあてます。ダーニングマッシュルームとは生地をピンと伸ばし、作業しやすくするための道具です。
家にあるモノで代用できるはずなので、とりあえずの作業であれば専用品を手に入れる必要はありません。今回は木の球体をダーニングマッシュルーム代わりにしています。
ダーニングマッシュルームの代用品については下記ブログにてご紹介しているのでぜひチェックしてみてください。
縦糸を通す
まずは写真のように縦糸を通していきます。糸と糸とは糸一本分くらいの隙間をあけておきましょう。ちょっとユルユルでも大丈夫です。
キレイに縫いたい方はチャコペンなどで目印を書いておくことをおすすめします。私は雑な性格なので適当にやってますが…。
横糸を通す
続いては横糸を通していきます。先ほどの縦糸に対し、上・下・上となるように糸を通し、格子状に編んでいく感じです。
端っこまで来たら布をちょっとすくってまた上・下・上と逆側へ。この作業に関しては先のとがっていないクロスステッチ針が便利です。まあ普通の針でもできるので、とりあえず手持ちの針で初めてみて、ダーニングにハマったらクロスステッチ針も手に入れてみてください。
糸の端を処理する
最後に糸の端を処理します。色々とやり方はあるのですが、とりあえず格子部分の下を通しておけば大丈夫です。普通に着用していてほどけてくることはありません。
レアなヴィンテージTシャツの補修は「かけつぎ」がおすすめ
ダーニングでのお直しは楽しいですし、おすすめなのですが貴重なヴィンテージTシャツなど「全く目立たないように修理したい」という方もいるはず。そんな場合には「かけつぎ」による修理がおすすめです。
かけつぎとは破れた部分に新たな糸をつなぎ、新たな布を編み込むような特殊技術のこと。織の模様まで再現できるため一見すると穴がわからないくらいにキレイにお直しできます。
ただし、かけつぎは特殊な技術のため(専門の学校があるほど)、素人が家で適当に真似をするというのは基本的にムリとお考えください。かけつぎをする場合には専門の業者を頼ることをおすすめします。
なお、かけつぎの悩ましい部分は修理代がけっこう高いこと。今回くらいの小さな穴でも数千円はかかるはずです。よほど大切なTシャツでない限り、ちょっと手をだしずらいですよね。そこまで出せないけど、お直ししたいという方はぜひダーニングに挑戦してみてください。
Tシャツの穴はダーニングで簡単補修
以上、Tシャツにあいた穴をダーニングでお直しした話でした。穴があいて外で着るのはちょっと…というTシャツもダーニングで簡単に復活します。
「着れないけど捨てられない」なんてTシャツをお持ちの方はぜひダーニングでのお直しに挑戦してみてください。道具は100均で手に入りますし、自分でお直しすると、Tシャツへの愛着がさらにグッと増しますよ。