実家で発掘されたQ&Q(シチズン)のスヌーピー柄腕時計。子供の頃に買ってもらったモノだと思う(使った記憶はなし)なので、製造はおそらく30年以上前です。動力はなんと手巻きとのことで、戯れに巻いてみたらいまだに動きました。しばらく使ってみても大きな狂いはなし。流石は昔の日本製腕時計。こりゃ使うしかないなとベルトを交換して大人も楽しめるようにしました。どんな感じになったのか、ぜひチェックしてみてください。
けっこうおしゃれなQ&Qの子供用ヴィンテージウォッチ
風防にキズがあるのが残念ですが(子供が雑に扱っていたので致し方なしです)、味がありちょっとよい雰囲気。スーツにするワケにはいきませんが、カジュアルな服にあわせて週末に使えそうです。緑の文字盤にオレンジの秒針もおしゃれですよね(ミルガウスみたい)。
【追記】
風防のキズが気になっていたので磨いてみました。結果は驚くほどピカピカに。その模様を下記ブログにてご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。
子供用なので小ぶりという点もおすすめのポイント。現代の時計はやたら巨大で主張しすぎるものが多いなか、邪魔にならないサイズ感です。
ちなみにベルトは交換しました。もともとついていたのは赤と黒のストライプ。見た目は良いのですが交換せざるを得ない理由がありまして…。
子供用の腕時計なので、大人にはベルトが小さすぎます。なおかつ金具もボロボロ…。大人が着用するためにはベルトを交換するしかありません。せっかくなので、次章でベルト交換の手順についてご紹介していきます。
ちなみに、このQ&Qのスヌーピー腕時計は、当時けっこう売れたようで、インターネット上では同じアイテムをよく見かけます。ヤフオクやメルカリなどでも安い値段で取引されているようなので、気になった方は探してみてください。「Q&Q ビンテージ」などと検索すれば出てくるはずです。
ベルトの交換手順
続いてはベルトの交換手順について解説していきたいと思います。
まずはサイズをチェック
ベルトの交換をする際、まずはベルトの幅をチェックします。普通の定規でもチェックできますが、しっかりと幅を測りたい場合、写真のようにノギスがあると便利です。ベルトの幅は16mmでした。
然るべきサイズのベルトをAmazonで注文
ベルトの幅がわかったので、ベルトを購入。あんまりお金をかけるようなモノではないでしょうし、高級なベルトだと時計が浮いてしまいそうなので、アマゾンにて安いナトーベルトを手に入れることにしました。サイズや柄の豊富さ、お求めやすい価格帯など、この手のアイテムはやはりアマゾンが強い気がします。
16mmという一般的なサイズだったため、やたらお求めやすい価格帯(送料含めて600円程度)のベルトを発見。文字盤の色に合わせ、グリーンが入ったモノをチョイスしました。風防やボディにキズがなければ、レザーベルトを付けても様になるのかもしれません。
バネ棒を交換
腕時計のベルトを購入すると基本的にバネ棒が付属してきます。バネ棒は消耗品なので、ベルトを交換する際についでに交換しておくことをおすすめします。小さなマイナスドライバーなどでも作業できますが、今回はバネ棒外しがセットになっていたのでそれを利用しました。
バネ棒外しは数百円で手に入るものですから、時計のベルトを変えてみたい方は1本持っていると便利です。
ステンレス磨きで磨く
せっかくバネ棒を外したので、ついでに磨くことに。ステンレス磨きでゴシゴシとこすっていきます。
汚れやくすみが取れてかなりピカピカになりました。そこにバネ棒を装着します。
ベルトをセット
最後にベルトをセットして終了です。ナトーベルトはバネ棒と時計との隙間を通すだけなので、特に難しいことはありません。とはいえ、一応解説しておきます。
まずは腕時計の上部に長い方のベルトを通します。
続いては腕時計の下部分にベルトを通して
最後に短い方のベルトの先にある金属の輪っかに長い方のベルトを通します。
以上で完了です。
ベルトの交換で子供用時計を大人用にアレンジ
以上、実家で発掘した子供用のヴィンテージカジュアルウォッチを大人用にアレンジした話でした。まあ、ようはベルトの交換をしただけなのですが、それだけでも大人が使っても良い感じになりました。実家でふるい時計を見つけたなんて方は、そしてそれがまだ動くのであれば、ベルトを交換して今風にアレンジしてみてはいかがでしょう。ヴィンテージ感もあいまって、ちょうど良い「はずしアイテム」になるはずです。